近年、高齢化問題で介護の人員不足が懸念されていますが、実際に介護の仕事にはどんな魅力があるのでしょうか。
実際に現場の人たちは、「介護のやりがいを感じる瞬間」として以下のようなことを述べています。
「利用者さんの身の回りのお世話をした後に笑顔を見た時」
「自立支援することで元気になってもらえた時」
「利用者さんのご家族にお世話していることに対しての感謝の言葉をもらえた時」
「利用者さんの貴重な体験のお話を聞いた時」
こうした体験談を見ると、自分にとっての知識が増えたり、心の触れ合いができたりすることに喜びを感じている人が多いようです。
介護のお世話は、簡単に言うと「食事介助」「おむつ交換」「歩行介助」「入浴介助」「お散歩」「服の着替え」等です。
その中でも食事介助は、人によって飲食可能な柔らかさが違っています。特にきざみ食の人に関しては少しづつゆっくりと水分も取りながら食べていただくということが大事。喉に詰まる事に注意することが必要となります。
そしておむつ交換では、利用者さんが排泄の後始末をしてもらう時の感情の変化に気を使う事が大事です。
当然恥ずかしさもあるので、しっかりとカーテンを引いて見えないように配慮してから交換しましょう。排泄物のチェックもさりげなく行い、体調の変化を感じ取ることが大切です。
入浴介助では、歩行できる人に関しては、怪我をしないように気を付けて介助することが大切です。体を洗うときに、目や耳にお湯などが入らないように注意することも必要です。
お散歩は、利用者さんの歩行に合わせて歩く事と転んだりしないように横にいることが重要です。
また、お出かけまえの服の着替えにしても、周りに見えないように配慮してカーテンなどを引いてから対応しましょう。
介護は上記のような細かい配慮が必要な仕事です。大変な部分はありますが、社会的には非常に重要な役割を担っており、人々から直接感謝される大きなやりがいを感じられることも事実です。介護に興味を抱いている方は、ぜひ実際に介護を続けている人たちの声をリサーチしてみるといいでしょう。